企業の複数人撮影でヘアメイクを依頼するには?段取りと相談前に整理しておくこと

はじめに
採用サイトや企業サイト、広報用の撮影で、社員や役員を一度に何名も撮影することになった。そのとき「ヘアメイクは何人必要なのか」「何時間見ておけばいいのか」と、段取りの相談をいただくことがあります。
複数人の撮影は、1人を撮るときよりも段取りが複雑になります。最終的には当日の現場で臨機応変に対応していくものですが、その前提として、事前の段取りが欠かせません。
複数人撮影をスムーズに進めるには、撮影の進行に合わせて、ヘアメイクの「仕上がり時間」を先に決めておくことが大切です。
この記事では、複数人撮影でヘアメイクを依頼するときの考え方と、ヘアメイク会社に相談する前に整理しておきたい情報を解説します。
複数人撮影で起こりやすいこと

複数人を撮影するときは、全員が同時に仕上がるわけではありません。ヘアメイクは1人ずつ進めるため、最初にヘアメイクを終えた人と、最後の人とでは、仕上がる時間に差が生まれます。
この差を考えずに進めると、次のようなことが起こりがちです。
- 最初に仕上がった人が、撮影開始まで長く待つことになる
- 最後の人の仕上がりを待つ間、撮影が始められない
- 撮影の順番とヘアメイクの順番が合わず、撮影がスムーズに進まないことがある
- 撮影が始まってから、ヘアメイクの直しに手が回らない
どこまで影響が出るかは、撮影の内容や進め方によって変わります。だからこそ、撮影の内容を踏まえて「いつまでに誰を仕上げるか」を決めておくことが、当日の進行を支えます。
仕上がり時間は、撮影の内容から決める
ヘアメイクにかかる時間は、撮影の内容によって変わります。たとえば、撮影が全員一斉なのか、1人ずつ順番に撮るのか、動画のインタビューも含むのかによって、「誰を、いつまでに仕上げておくか」が変わるためです。
そのため、ヘアメイクの所要時間から逆算するだけでなく、撮影の流れを先に決め、そこから各人の仕上がり時間を決めていく、という順番が基本になります。
基本的には先に撮る人から先に仕上げる。ヘアメイクの順番は、撮影の順番に合わせて組み立てます。
たとえば、メインで撮影する方を最初に撮影する場合は、その方から先にヘアメイクを行います。慣れた方や短時間で済む方を後ろに回すなど、撮影の目的に合わせて調整します。

所要時間の考え方:基本はメイク+ヘアセットで1人1時間
ヘアメイクの所要時間は、基本的には1人あたり1時間が目安です。ヘアセットとメイクの内容によって、これより短くなることも、長くなることもあります。
1人1時間を基準にすると、全体の目安は次のように考えられます。
ヘアメイクの総作業時間 = 人数 × 1時間(基本) → これをヘアメイクスタッフの人数で分けて考える
【計算例】6名で、全員1時間とした場合
- ヘアメイク1名体制:全員が仕上がるまで約6時間
- ヘアメイク2名体制:約3時間(1時間後に2名、2時間後に2名、3時間後に2名が仕上がる)
※ あくまで計算上の例です。実際の所要時間は、ヘアメイクの内容や、ご本人の髪の長さ・普段のメイクの有無などで変わります。
この例のように、スタッフの人数を増やすと全員が仕上がるまでの時間を短くできます。また、「何時に誰が仕上がるか」も、段取りの段階で見通しを立てやすくなります。
一番確実なのは、人数とヘアメイクの内容をお伝えしたうえで、ヘアメイク会社に相談することです。
人数に加えて、性別やヘアセット・メイクの内容が分かると、より精緻に段取りを組むことができます。
ヘアメイクスタッフは何人必要?
必要な人数は、人数だけで決まるわけではありません。次の点を踏まえて、ヘアメイク会社と相談しながら決めていきます。
- 撮影開始までに使える時間(ヘアメイクの入り時間から、撮影開始までの枠)
- 撮影中にヘアメイクの直しをする人を置くかどうか(置く場合は、準備を担当する人とは別に1名)
人数を増やすだけでなく、撮影を午前と午後に分ける、といった調整で解決できる場合もあります。
支度スペース・環境の確認ポイント

ヘアメイクをする場所の状況も、段取りに影響します。確認しておきたいのは次の点です。
- 机と椅子(ヘアメイクをする人数分)
- 照明(自然光か蛍光灯か、十分な明るさがあるか)
- 電源(コンセントの数と位置)
- 出演者の動線(待機場所・着替え場所・撮影場所の距離)
鏡は、ヘアメイクアーティストが持参することも可能です。特に大切なのは照明です。ヘアメイクは明るさによって見え方が変わるため、十分な明るさが確保できるかがポイントになります。
もし暗い場所しか確保できない場合でも、事前に相談いただければ、照明を持ち込める場合もあります。場所が決まっていない段階でも、お気軽にご相談ください。
撮影中のお直し体制
撮影が始まったあとも、ヘアメイクの調整が必要になる場面があります。モニターを見ながら、髪の乱れ、肌のテカリ、リップの色味などを整えます。
お直しの体制があると、出演者の方は見た目を気にせず、話す内容や表情に集中できます。動画やインタビューを含む撮影では、撮影時間が長くなりやすいため、お直しの機会も多めに想定しておくと安心です。
出張とサロン来店の使い分け
複数人の撮影では、撮影現場にヘアメイクが出張する方法が向いていることが多くなります。特に、人数が多い場合や、撮影中のお直しが必要な場合は、現場にヘアメイクがいる方がスムーズです。
出張とサロン来店の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。


依頼前に整理しておきたい情報(複数人撮影の場合)

ヘアメイク会社に相談するときに、次の点が整理できていると、段取りがスムーズです。
- 出演者の人数と、男女の内訳
- ヘアメイクの内容:ヘアメイク両方/メイクのみ/ヘアのみ/ポイントメイクのみ、など
- 各人の撮影の順番と、撮影の流れ
- 入り時間と撮影開始時間
- 撮影中にお直しが必要な時間帯
- ヘアメイクに使える場所と設備(机・椅子・照明・電源)
決まっていない項目があっても、そのままご相談ください。人数や内容が未定の段階から、一緒に段取りを整理することができます。
費用の考え方
複数人撮影の費用は、人数だけでなく、ヘアメイクスタッフの人数、拘束時間、出張距離、撮影の内容によって変わります。
Biyodoの法人向け出張ヘアメイクは、1名¥44,000〜(税込)を基準に、人数・内容・拘束時間に応じてお見積もりしています。
実例:IT企業の採用ホームページ用撮影(6名・アーティスト2名)
採用ホームページに掲載する、インタビュー動画と写真の撮影で、IT企業の社員6名のヘアメイクを、2名のヘアメイクアーティストで担当しました。撮影前のヘアセット・メイクアップから、撮影中のお直しまでを行いました。
事前にご担当の方とメールで、次の点をすり合わせました。
- 撮影の目的・内容
- 仕上がりイメージ
- 支度場所の準備
- 撮影予定に合わせた、ヘアメイクの順番・時間配分
事前に段取りを相談できたことで、当日はスムーズに進行できました。

Biyodoの複数人撮影への対応
株式会社美容堂(Biyodo)は、東京を拠点に、企業・ビジネス向けの出張ヘアメイクを行っています。複数のヘアメイクアーティストを手配し、同時進行で対応することも可能です。男性・女性どちらも対応しています。
- 事前の段取り(撮影の順番・時間配分)のご相談
- 撮影中のお直し
法人向け出張ヘアメイク:1名¥44,000〜(税込)。人数・内容・拘束時間に応じてお見積もりします。
よくある質問
何名から複数のヘアメイクスタッフが必要ですか?
人数だけでなく、撮影開始までに使える時間や、撮影中のお直しの有無によって変わります。人数とヘアメイクの内容をお知らせいただければ、必要なスタッフ数をご提案します。
1人あたりのヘアメイク時間はどれくらいですか?
基本は1人あたり1時間が目安です。ヘアセットとメイクの内容によって、短くなったり長くなったりします。
男性と女性が混在していても対応できますか?
はい、対応できます。性別やヘアメイクの内容に合わせて、時間配分や順番を組み立てます。
撮影の途中でメイク直しはお願いできますか?
はい、撮影中のお直しにも対応しています。モニターを見ながら、髪の乱れや肌のテカリ、リップの色味などを整えます。
撮影人数や当日の段取りが決まっていなくても相談できますか?
はい、可能です。決まっていない部分も含めて、段取りの整理からご相談いただけます。
支度する場所が暗い場合は、どうすればよいですか?
事前にご相談ください。照明を持ち込める場合もあります。鏡は、ヘアメイクアーティストが持参することも可能です。
まとめ
複数人撮影のヘアメイクは、撮影の内容を踏まえて、仕上がり時間を先に決めておくことが大切です。基本は1人あたり1時間が目安で、内容によって変わります。
人数とヘアメイクの内容を整理して、ヘアメイク会社に相談することが、いちばん確実な段取りへの近道です。
段取りが固まっていない段階でも、ご相談から始められます。
