【ヘアメイクの歴史】日本最古のヘアメイクをたどって

日本におけるヘアメイクの歴史をたどると、建国の物語における神々に行き着きました。
日本書紀に見られる、神々が鏡を使っていた描写からは、古代においても“自身の姿を整える”という行為、つまりヘアセットやメイクアップに通ずる行為がなされていたことを、読み取ることができます。
今回は、日本最古のヘアメイクの起源と言えそうなスタイルを辿ってみたいと思います。
埴輪のヘアスタイル

こちらは素敵なヘアセットの古墳時代(6世紀)の埴輪(はにわ)です。
特徴的な髪形は、長い髪の毛を折り重ねてひもで束ね、まげを結っているのです。額には、髪をとめる竪櫛(たてぐし)がついていたようです
大きなリボンがついている様に見えなくもないですが、かなり手の込んだヘアスタイルですね。
出典:埴輪 盛装女子(はにわ せいそうじょし) 東京国立博物館



法隆寺壁画に見えるメイクアップの痕跡

法隆寺金堂の壁画には、仏教の浄土世界を描いた女性像が登場します。
その中には、まるで紅をさしているような描写も見られ、当時の宮廷女性の美の象徴として描かれていた可能性があります。
※画像は明治時代に壁画を模写したものです。


まとめ
日本のヘアメイクの歴史を辿ってみると、他の地域でもみられた身分、宗教、社会的役割との深い関わりが見えてきます。
そしてその目的の一つは、“特別感”や“高貴さ”を印象として伝えること。
現代のビジネスシーンやメディア出演でヘアメイクを整えることと、通ずる部分がありそうです。
情報ソース
・国立文化財機構所蔵統合システム
「印象を整えること」は、古代から続く人間の本能的な“自己表現”です。
ビジネスの場、取材、撮影――
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