【ヘアメイクの歴史】中国ヘアメイクの深い歴史

前回のフランスに続き、今回はアジアのヘアメイクの歴史を見てみましょう。

最も長い文化を持つ国の一つである中国。
今回は「中国4000年の歴史」ともいわれる中国でかつて行われていたヘアメイクについて紹介したいと思います。

目次

ヘアスタイルは「社会的地位」と「アイデンティティ」

こちらは楊貴妃(719〜756)を描いたものです。
豪華なヘアスタイルです。
宮廷や貴族の女性は庶民の女性とは異なり、複雑で華やかなヘアスタイルで、その社会的地位を示していました。

また、年齢や結婚前後によってもヘアスタイルが決まっており、お洒落だけではなく自己を説明(表現)する要素だったことがわかります。

出典:Yangguifei 上村松園1922/1922

顔に咲く文化「花鈿(かでん)」と「斜紅(しゃこう)」

中国のメイクで有名なのが「花鈿(かでん)」と「斜紅(しゃこう)」。

花鈿(かでん):額に描かれた花模様。季節や流行によってデザインが変化し、上品さと遊び心を表現。

斜紅(しゃこう):こめかみ部分に入れる赤いライン。

このような顔面装飾は伝統的な中国メイクの特徴です。

一つの装飾に柄や色のバリエーションがあり、さらにいくつかの装飾を組み合わせることで、流行や個性が表現されていました。

出典:女性俑頭部(東京国立博物館)

まとめ

古代中国では、ヘアメイクは身分や個性など自己を表現する役割を持っていました。
これは現代におけるヘアメイクの役割とも通じるものがあるのではないでしょうか。

ヘアメイクで個性や流行を表現したいという想いは、今も昔も変わらないようですね。

情報ソース
国立文化財機構所蔵統合システム
古代中国女性の額のメイクアップ(楊芳さん)

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