女性経営者の印象を引き出す：ヘアメイクアーティストが写真撮影時に大切にしている4つのこと

そんな風に感じたことはありませんか？
実は、撮影時のヘアメイクには”写真に映ること”を前提とした工夫が詰まっています。
今回は美容堂のヘアメイクアーティストMiwaがプロフィール撮影の現場で気をつけている4つのポイントを紹介します。

ポイントを押さえたベースメイク

肌を綺麗に見せることがベースメイクの目的です。
先ずはシミ、赤み、ニキビ跡はカバーします。
但し、カバーすることばかりを優先すると、所謂”厚塗り感”につながります。
そこで全てを均等にカバーするのではなく、頬の部分にあたる「三角ゾーン」の肌を綺麗に見せるベースメイクをすることが重要だと思っています。
この三角ゾーンが綺麗に仕上げると、顔全体の肌が綺麗に見える効果があります。

輪郭や顔のパーツを引き立てる

目、鼻、口、顎の各パーツに関して、一般的にどうしたら良いか？という質問に答えるのはかなり難しいと感じてしまいます。
形や配置がお客様によってそれぞれですので、全体のバランスを元にメイクを組み立てていくイメージで施術しています。
個々の特徴を活かすことが、印象良い仕上がりするには最も効果的だと感じています。

立体感を出す

写真では顔が平面的に見えてしまうとの思いから、シャドーで凹凸を際立たせることは重要だと考えています。
しかし、顔の中心部分の広い範囲に濃い色を入れてしまうと、暗いニュアンスが出てしまうように感じています。
そこで、暗めの色は使い所を絞って効果的に使うように心がけています。

鼻筋

本来の形を活かすことを重視したいので、場合によっては大きく手を加えないこともあります。
鼻筋を通すメイクでは、シャドーよりも光を加えることを意識しています。
高く見せたい部分にパールやハイライトを用いることで、明るい雰囲気のまま鼻筋を強調できます。

目元

アイメイクもシャドーを入れて奥行きを出すことが効果的な場面もありますが、全ての方に似合うというものでもありません。
アイシャドーを入れすぎるとショーメイクの印象が強くなり、経営者のプロフィール撮影には向かないので、アイラインとまつ毛メイクも重視しています。

顎ライン

顎ラインに関しては、肌よりも少し暗めの色で輪郭を際立たせます。
輪郭部分なので、顔中心部と違い多少暗い色を使っても、全体が暗い印象になりにくいです。
写真に写った時のイメージを持ちながら、丁度良い引き締め感に合わせていきます。

眉の印象は髪色との対比で決まる

眉は顔のパーツの中でも主張しやすい部分だと思います。
印象が良くなる色は髪色との対比で決まると考えています。

眉の色

基本的に髪色よりも眉色は明るいトーンの方が映えます。
特に透けた前髪の間から眉がのぞく際にはその影響が顕著になります。
よって眉の色は髪色よりも１、２トーン明るく仕上げるようにしています。

眉の形

本来の眉の形を活かします。その中でも共通するのは、眉を細くしすぎないことです。
また短い眉も避けた方が良いと考えています。
眉が短いと写真では特に顔が大きく見えてしまいます。
眉山は丸くはなく、角も際立たないように、毛流れを出して仕上げるのがポイントです。

印象を決めるのは血色：リップ・チークの色選び

リップとチークに期待するのは、血色を良くする効果です、やりすぎることなく丁度良い塩梅が印象アップ＆写真映えの鍵です。

チーク

女性経営者の場合、ベージュやパール（光が多いもの）をベースとして使うケースが多いように思います。そこから、お客様が本来持っている雰囲気や服装、望む方向性によって色味を追加していきます。ピンク系を加えるとフェミニンの要素が入りますし、逆に少し硬いニュアンスがほしい時には、ピンク系は避け、ブラウン系を使うこともあります。

リップ

血色を出すために赤系を加えますが、しっかりと入れすぎると”キツすぎる印象”になります。例えば、唇の中心部は赤を濃いめに入れ、周辺部はお客様の望む印象に合わせて別の色とのグラデーションにすることで良い仕上がりになることが多いです。

今回は4点に絞って紹介させていただきました。
写真撮影をする際に気を付けるポイントはいくつもありますが、一番はお客様の本来の魅力が引き立つことだと思っています。
美容堂では、皆様の本来もつ「魅力」を”美しく切り取る”ための撮影用ヘアメイクを提供していますので、撮影前のヘアメイクを是非ご検討ください。

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