【ヘアメイクの歴史】フランス王妃 マリーアントワネット

前回のルイ14世に続き、今回はフランス王妃のマリーアントワネットを紹介します。

マリーアントワネットのヘアスタイルやメイクアップには世が注目し、まさに当時のファッションリーダーでした。
自身の地位の確立にヘアメイクを使った彼女のヘアメイクスタイルを紹介したいと思います。

目次

ヘアは盛り盛り、羽もつけます

マリーアントワネットは、スタイリストと共に斬新なヘアスタイルを宮中に広めていきます。

その特徴の一つが“高さ”です。
髪を盛ることで、その高さが60cmを超えることもありました。

また、髪への装飾アイテムも奇抜で、孔雀の羽や果物などでデザイン世が非常に高いものでした(なんだか自由を感じます)。

出典:Portrait of Marie Antoinette (1755-1793) / Public Domain

当時でもこれらの髪型は先鋭的で、伝統を重んじる層からはよく思われないこともありましたが、彼女の髪型は流行になりました。

ただこの髪型をキープするには、頭は洗えません。不便ですね。

白粉と紅のメイクアップスタイル

白い肌は、ステータスを表す重要な要素でした。
マリーアントワネットは元々、綺麗な白い肌色の持ち主だったといわれていますが、白粉などでその肌色に更に磨きをかけていました。

チークは広範囲に、唇にも紅を差しています。
当時上流階級のシンボルだった赤の要素が白い肌とのコントラストを際立たせています。

出典:Marie Antoinette with a Rose_trim / Public Domain

まとめ

彼女の厳密な化粧の儀式はヨーロッパ中の女性の化粧のスタイルに浸透し、フランス宮廷で不安定だった彼女の地位をゆるぎないものにした。ただ1780年代には、彼女は白粉を徐々に薄くし、紅もほどんど付けなくなった。ヨーロッパの新しい自然主義の流行を取り入れただけだったが、迂闊にもそれによって彼女のステータスを示すシンボルが消え、ベルサイユの秩序が崩壊した。

リサ・エルドリッジ氏の「化粧の世界」より

彼女が宮廷での地位を作り上げるために、ヘアメイクを活用したことは間違いなさそうです。
ヘアメイクを権力掌握のための武器にするという考え方、現在にも通じるかもしれませんね。

次回はアジアに目を向けてみたいと思います。

情報ソース
化粧の世界 リサエルドリッジ

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